【コラム】夫婦の家事分担はどうなっている?女性=家事担当の考え方はもう古い!

近年共働きのご家庭が増えているのをご存じでしょうか?

物価高は上がり続けているのに給料は上がらないという現状で、

共働きでなければ生活がままならないご家庭が多く存在します。

厚生労働省でもこの現象において調査が入っており、1980年~2020年までの

推移が発表されていました。

 

参照:厚生労働省(共働き等世帯数の年次推移)

図表1-1-3 共働き等世帯数の年次推移|令和3年版厚生労働白書ー令和時代の社会保障と働き方を考えるー|厚生労働省

 

表を見ていただけると一目瞭然ですが、男性雇用者+無業の妻いわゆる専業主婦家庭の

推移が著しく減っており、共働きの世代がぐんぐんと増えていることがわかります。

 

表はあくまで2020年までですが、コロナ禍に入ったことにより更に増えた事でしょう。

 

ここで共働き世代で大きく問題になっているのが家事の負担についてです。

今でも女性が家事を担当するようなイメージを持っている方は多く、

家事代行の問い合わせでも男性スタッフではなく、女性スタッフを希望するお客様の割合が多いです。

 

なぜこのような固定概念を持ってしまうのかという理由に関しまして、

「育ててもらってきた家庭が専業主婦の家庭だったから」というのが大きいと思います。

 

逆に現代の小学生以下のお子様がいるご家庭は「共働きの家庭で育ってきた」というご家庭が多く、将来的には家事=女性という昭和の考え方も消えていくのかもしれません。

 

この記事はあえて家事の資格を持った男性スタッフが担当し、現代の共働き家庭での家事負担割合や、内容に関して把握した上で、共働き家事問題を追及していきたいと思います。

 

家事の分担における課題点

2023年1月31日にリンナイ株式会社より夫婦の家事分担における意識調査が行われました。

参考: 「夫婦の家事分担」に関する意識調査 夫婦の家事分担「妻9割」夫の家事は限定的? | リンナイ株式会社のプレスリリース

 

調査結果によると妻が無業のご家庭は女性の家事負担が9割、共働きのご家庭でも女性の負担が7割という結果が出ています。

 

令和世代の夫婦でも家事は女性のお仕事というイメージがあるようで非常にショックを受けます。

更に3割を担当している男性側の主な家事の割合として多いのが「ゴミ捨て」とのこと。

「ゴミ捨て」が家事の分担の一つとされているのが正直驚きですが、やはり女性の負担が多くなってしまっている現状です。

逆に面白い意見があり、冷蔵庫や清掃道具入れを荒らされたくないから掃除と料理は自分で行うという女性側の意見がありました。

意外とそういうご家庭の方が子育てをうまく旦那側が行いうまく分担できているご家庭が多いそうです。

 

一番の問題はどちらか一方に家事の負担が行ってしまっていて、不満を持っているのにそれを言い出せず耐えながら生活を行ってしまう事です。

 

しっかり話し合った結果で同意の上であれば何の問題もないと思いますが、

「給与面で旦那の方が稼いでいる」「勤務時間が旦那の方が長いため」等の理由の場合、

中々家事負担において言い出せないところもあるのではないでしょうか?

 

結局のところ家事の分担面に置きまして不満がある場合それを解決できるのは夫婦での話し合いです。

参考までに私の家では妻にメインで洗面所とお風呂のお掃除、私はキッチンコンロとトイレの掃除、洗濯に関しましては、干すまでを私が担当し、たたんで収納するまでを妻にお願いしています。

料理に関しまして買い物は基本一緒に行き、早く帰宅した方が準備をしておくような流れになっています。

 

それぞれの家庭で一番ベストな分担を決め、週間化することが大切になってきます。

 

そしてお互いが得意とする家事を担当とすることで更にうまくいく分担ができる事でしょう。

次項目ではお互いが相手に求めている家事分担について調査を元にご紹介していきたいと思います。

 

 

家事分担の成功秘訣はお互いの得意な場所の把握?

2024年11月にFNNプライムより共働き夫婦の家事シェアに関する意識調査が行われました。

参考: 「共働き夫婦の家事シェアに関する意識調査2024」結果を発表 女性が最も負担を感じる家事1位は「料理」男性に求める家事1位は「トイレの掃除」

 

調査結果によると。女性が配偶者に担当してもらいたい家事1位は「トイレ掃除」

男性が配偶者に担当してもらいたい家事1位は「特に無い」でした。

 

この結果からも女性の家事負担が多いことを見受けられますね。

それと同時に男性側の家事への興味の無さも伺えます。

 

そしてお互い双方の家事に点数を付けるとしたら?

という質問に対し、男性側は約7割が80点以上の点数を付け、さらにその中の30%は100点の点数を付けています。

それに対し女性側は80点以上が30%のみで、40点以下と点数を付けている人が4割を占めるという結果に。

女性側になぜ40点以下の点数を付けたかという質問に対し一番多かった回答が、

「言わなければやってくれない」という回答でした。

 

やはり世間での男性側が家事に持つ意識の問題ということが明らかにわかります。

 

男性側の意見として、家事はしっかり手伝っているのに満足してくれない・・・

というような意見もあるそうですが、「手伝う」という言葉を使っている時点で、

家事のメイン担当は女性側と把握してしまっています。

 

生活を送る中で必須になってくる家事に不満を持ちながら行う事はとてもストレスを感じる事でしょう。

一度問題を感じているご家庭は夫婦で話し合う時間を設けてもいいかもしれませんね。

 

まとめ

今回は現代の共働き家庭での家事分担に注目してみましたがいかがでしたか?

もしこの記事を閲覧して下さった男性がいましたら、今一度家庭での家事の分担について

考え直す良い機会かもしれません。

この先一生を共に過ごすパートナーとの生活を気持よく送るためにお互いの不満はなるべく解消しましょう。

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